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1年間働いてみて(2018年度)
東島克佳(国内留学) こんにちは。改めて平成30年4月より国内留学で産業医科大学泌尿器科にお世話になっております東島克佳です。はじめのうちは慣れないことも多かったですが、産業医大に来て早くも1年が経過し、非常に多くのことを経験させていただいています。RARP(ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術)をはじめとするロボット支援手術や、発症頻度の低い疾患、他院では治療の難しい症例の治療、また後輩や医大生への指導などもさせてもらっています。忙しい中指導して下さる先生方や、楽しい後輩たちと、充実した日々を過ごすことができて大変感謝しております。平成31年度は、1年間でできなかったことも含め、さらに色々なことを経験し、日々の診療に活かしていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。坂本卓郎(2015年卒業、2017年入局) 2018年4月から産業医科大学病院に勤務となって1年が経過しました。思い返すと、初めて大学病院に来た頃は、電子カルテや大学病院ならではのルールに慣れることに精一杯でしたが、多くの指導や叱咤激励を受けながらも適応して、何とかここまでやってくることが出来ました。化学療法や免疫チェックポイント阻害剤の導入など、3年目の時に経験しなかった症例を多く経験しました。薬剤の副作用を理解し、毎日見るべき臨床所見に注意を払って、化学療法を行う責任感じながら診療に臨むことができました。手術に関しても、よく経験する定型手術だけでなく、非定型手術についても準備や対応も指導して頂きました。毎日毎日が本当に勉強することばかりでした。大学病院は上級医の先生の目が行き届いた環境でしたが、自分一人だけといった環境でも十分なリスクマネージメントが出来る泌尿器科医にならなければならないので、今後も日々学んだことをその身に吸収していこうと思う次第です。これからも、どうぞ宜しくお願いします。高場智久(2016年卒業、2018年入局) 3年目の高場です。臨床研修2年間を終えて、4月から母校である産業医科大学で泌尿器科として働き始め、もう1年が経ちました。振り返ってみると、あっという間で濃密な1年間でした。週3回のカンファレンス、手術、病棟、外来と毎日フル回転で1週間が一瞬で過ぎていきました。先輩の先生のご指導の下、学会で発表も無事行う事が出来ました。毎日毎日、学ぶ事が多く大変ですが、昨年の4月の頃の自分より成長できたと実感しています。今後もより多くのことを吸収して、早く一人前の泌尿器科医になれるよう努力をしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。松川卓生(2016年卒業、2018年入局) 泌尿器科3年目、今年度より大学でお世話になっております松川卓生と申します。2年間の初期研修は地元兵庫県で過ごしていました。4月当初は、北九州で久しぶりに生活する楽しみと、地元を離れる寂しさが混在している心境でしたが、すっかり北九州に馴染むことができました。今年1年間についてですが、大学での生活は想像以上に忙しく、あっという間に過ぎてしまったというのが率直な感想です。しかし、カンファレンスや研究会などを通して勉強させて頂く機会は非常に多く、週に1回ある抄読会では論文に触れることもでき、忙しくも充実した日々を過ごすことができました。また、連合地方会での発表機会もあり、貴重な経験をさせて頂きました。今後もより一層頑張っていこうと思いますのでどうぞよろしくお願いします室岡和樹(2016年卒業、2018年入局) 昨年から泌尿器科へ入局し、もうすぐ一年を迎えようとしております。この一年は一言でいうと「学び」の一年でした。研修医のスーパーローテートのせいなのか、泌尿器科は数カ月しか回ってなく、それ故に教えてもらえる知識にも限度がありました。結果、大学に戻って「研修医」から「泌尿器科医」という肩書に変わっても、自分で自信をもって最初から最後まで泌尿器科の患者さんを診る力はないことを痛感しました。最初の数カ月はオーベンが上についてマンツーマンで検査・病気・治療・病理と多くのことを教えてくださり、少しずつ少しずつ自信を持ってできることを増やしていきました。もちろん、まだ未熟ではあるものの4月に比べて自分で考えて動くことができるようになってきたと思う今日この頃です。これからも学び続け、精進していきます。
2025.01.22 泌尿器科の魅力
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泌尿器科1年目医師の立場から
山村走平(2015年卒業、2017年入局) 私が泌尿器科を選択したのは、扱う臓器、疾患の幅が広く、外科的なことから内科的なことまでできるというところに興味を持ったからです。また、入局を決める際に医局の雰囲気も大きな決め手となりました。臨床実習中に医局の先生に時に厳しく、多くは冗談が言えるくらい気さくに接して頂き、「自分が長くお世話になるにはここだ」と直感しました。実際、入局後は上級医にマンツーマンで指導して頂き、膀胱鏡検査、TUR、TUL内視鏡などの多くの手術や検査を経験し少しずつ身に着けることが出来ていると実感します。さらに何といっても、教授がレジデントの声を真摯に聞いて受け止めてくださる医局の環境は、得難いものであると日々感じています。 とはいえ、ずっと働き続けているわけではありません。休日はしっかりと自分のしたいことが出来ます。私の場合、趣味の自転車によく乗っています。また、夏休み(1週間)には海外旅行へ行こうと計画中です。On-offのメリハリがしっかりとし、充実した日々を過ごしていると心から思います。入局を迷っている方はぜひ一度見学にいらしてください。(私の最近1週間のスケジュールは以下の様な感じです)
2025.01.22 泌尿器科の魅力
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西暦 2019 年 5 月 1 日~西暦 2021 年 8 月 31 日までに転移性ホルモン療法感受性前立腺癌と診断された患者さんへのお知らせ
当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた情報の記録に基づき実施する研究です。このような研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(西暦 2014 年 12 月 22 日制定 西暦 2017 年 2 月 28 日一部改正)」により、対象となる患者さんのお一人おひとりから直接同意を得るのではなく、研究内容の情報を公開するとともに、参加拒否の機会を保障することとされています。この研究に関するお問い合わせ、また、ご自身の診療情報が利用されることを了解されない場合は、以下の問い合わせ先にご連絡ください。利用の拒否を申し出られても何ら不利益を被ることはありません。1.研究課題名日本の高リスク転移性ホルモン療法感受性前立腺癌患者の臨床転帰を観察するレジストリ試験(J-ROCK 試験)2.研究期間 西暦 2020 年 2 月 ~ 西暦 2023 年 1 月(西暦 2025 年 1 月まで延長予定)3.研究機関 産業医科大学病院4.実施責任者 泌尿器科 教授 藤本 直浩5.研究の目的と意義本研究の目的は、転移性ホルモン療法感受性前立腺癌と診断をうけた患者さんを対象に、日本の通常診療の治療転帰や生活の質(QOL)を長期に観察することです。現在日本では転移性ホルモン療法感受性前立腺癌に対して多くの治療選択肢がありますが、どのような治療が行われ、病気や生活の質(QOL)がどのように変化したかを、多くの患者さんを対象にして調査した結果は十分ではありません。このため、本研究は、日本の通常診療における転移性ホルモン療法感受性前立腺癌の治療パターンや、これらの治療がどのくらいの長さ続けられているのか、病気や生活の質がどのように変化しているのかを観察することを主な目的として実施されます。6.研究の方法【対象となる方】当院で 2019 年 5 月以降に転移性ホルモン療法感受性前立腺癌と診断を受けた方で、既にお亡くなりになられた方が対象となります。(生存されている方は、研究参加に文書で同意いただけた方のみが対象となります。)【利用し、又は提供する情報の項目】前立腺癌の疾患特性、前立腺癌の治療歴、合併症、併用薬、血液検査、放射線学的画像評価及び疾患進行、症候性骨関連事象、生存状態、日常生活の状態の評価【情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称】研究依頼者ヤンセンファーマ株式会社 メディカルアフェアーズ本部7.個人情報の取り扱いこの研究によって得られた患者さんの診察や検査の結果を使用する場合、患者さんに関する情報は守秘義務を遵守し匿名で取り扱われます。データを活用する研究依頼者によって患者さんが特定されることはありません。研究の結果は、医学論文や学会などで発表される予定です。その場合でも個人が特定されることはありません。また、本研究を通じて集めた情報は、研究以外の目的で使用されることはありません。集積された情報は、個人情報の保護のもと研究実施医療機関で研究の最終報告書が作成されてから5年以上経過する日まで保管されますが、研究依頼者の求めによりさらに長期間保管される可能性があります。収集された情報の保管が不要になった場合には、適切な方法で廃棄されます。また、この研究が正しく行われているかどうかを確かめるために、研究依頼者及びその代理人、倫理委員会の委員、研究依頼者の監査担当者及び規制当局の査察担当者などにより、あなたの診療記録など研究に関連したデータを閲覧することがあります。この場合においても、法律で秘密を守るように定められており、あなたの個人情報保護に配慮した上で実施されます。8.問い合わせ先対象となる患者さんのご家族(または代理人)が希望された場合、他の患者さんの個人情報等の保護やこの研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究に関連する研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧することができます。ただし、閲覧を希望されてから上記の個人情報保護及び研究の独創性の確保のために、種々の手続きあるいは研究依頼者における協議を行います。その結果、資料の提示まで時間がかかることや希望された資料の一部のみの提示となる場合があることをご了承ください。この研究に情報を提供したくない方(ご家族等の代理人も含む)、またはこの調査の実施方法や内容について詳しくお知りになりたい方は、お手数ですが、下記の相談窓口までご連絡下さい。ご協力いただけない場合でも、当院での診療に影響することはありません。【問い合わせ先】〒807-8555 北九州市八幡西区医生ヶ丘 1 番 1 号研究実施担当者 産業医科大学医学部泌尿器科学 講師 富崎 一向 093-691-7446研究実施責任者 産業医科大学医学部泌尿器科学 教授 藤本 直浩 093-691-74469.その他 (謝礼の有無及び利益相反についてご記入ください。)本研究はヤンセンファーマ株式会社から委託された研究費により、本学の研究実施責任者のもとで公正に行われます。本研究の利益相反については、産業医科大学利益相反委員会の承認を得ており、公正性を保ちます。
2025.01.22 臨床研究に関するお知らせ
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2019 年 1 月から 2020 年 12 月 31 日に、膀胱癌の診断で、産業医科大学病院泌尿器科にて尿路変向をともなう膀胱全摘除術を受けた患者さんおよび関係者各位
1.観察研究について産業医科大学病院では、最適な治療を患者さんに提供するために、病気の特性を研究し、診断法、治療法の改善に努めています。患者さんの生活習慣や検査結果、疾病への治療の効果などの情報を集め、これを詳しく調べて医療の改善につながる新たな知見を発見する研究を「観察研究」といいます。その一つとして、産業医科大学病院 泌尿器科では、現在尿路変向を伴う膀胱全摘除術をうけた患者さんを対象として、尿路変向術式の選択やその合併症に関する「観察研究」を行っています。今回の研究の実施にあたっては、九州大学医系地区部局観察研究倫理審査委員会の審査を経て、研究機関の長より許可を受けています。この研究が許可されている期間は、2025 年 3 月 31 日までです。2.研究の目的や意義について筋層まで進行した膀胱癌などでは膀胱を摘出する膀胱全摘除術が標準的治療とされています。膀胱を摘出した場合は、新たな尿の排出路をつくる必要があり、これを尿路変向術と呼びます。これまでに、尿管を皮膚に直接つなぐ尿管皮膚瘻造設術や、腸管を一部遊離して尿管をこの遊離した腸管につなぎ排出路を作成する方法など様々な方法が開発されてきました。尿路変向術式の選択については、患者の健康度、腎機能、原疾患の状態、治療法などに応じて適切な術式が選択されているのが現状ですが、尿路変向術式の長期成績報告や腹腔鏡手術・ロボット支援手術などの低侵襲手術の導入などにより、その術式選択は大きく変遷を遂げています。そこで今回、九州泌尿器科連合地方会第 24 回共同研究として九州沖縄地区における尿路変向の実態調査を計画しました。本研究では尿路変向法選択の実態、それぞれに関連する合併症、及び術後 1 年までの腎機能の変化などを調査し、尿路変向に関する現状を把握することを目的としました。本研究を行い現在の尿路変向術式選択の実態を調査し把握することは、実際の尿路変向法の選択に際して有用な情報になると考えています。3.研究の対象者について産業医科大学病院 泌尿器科において 2019 年 1 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までに尿路変向を伴う膀胱全摘除術を受けられた 18 歳以上の方を対象にします。また、他の研究機関においても同期間に尿路変向を伴う膀胱全摘除術を受けられた方を対象とし、研究全体で 600 名を対象としています。研究の対象者となることを希望されない方又は研究対象者のご家族等の代理人の方は、事務局までご連絡ください。4.研究の方法についてこの研究を行う際は、カルテより以下の情報を取得します。取得した情報を分析し、九州沖縄地区における尿路変向術式選択の実態、合併症、術前後の腎機能推移に与える影響を明らかにします。〔取得する情報〕 ①年齢、性別、身長、体重②疾患に関する情報(原疾患、治療目的、術前後の治療の有無、臨床病期、水腎症の有無)③病理学的所見の結果(深達度、悪性度、免疫組織学的所見)④手術・周術期の情報(術式、尿路変向法、手術時間、出血、合併症)⑤術前後の採血データ(CBC, Alb, CRP, Cr, eGFR)(術前、術後 3 ヵ月、術後 6 ヶ月、術後 1 年)取得した情報は研究対象者が特定できないよう研究用の番号を付して保管します。取得した情報は九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野に送付します。各研究機関から送られてきた情報を収集し、九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野にて詳しい解析を行う予定です。5.個人情報の取扱いについて研究対象者の血液や病理組織、測定結果、カルテの情報をこの研究に使用する際には、研究対象者のお名前の代わりに研究用の番号を付けて取り扱います。研究対象者と研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、当大学泌尿器科学教室で厳重に管理します。このパソコンが設置されている部屋は、同分野の職員によって入室が管理されており、第三者が立ち入ることはできません。また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、研究対象者が特定できる情報を使用することはありません。この研究によって取得した情報は、産業医科大学・泌尿器科・助教・木室里依子の責任の下、厳重な管理を行います。ご本人等からの求めに応じて、保有する個人情報を開示します。情報の開示を希望される方は、ご連絡ください。6.試料や情報の保管等について〔情報について〕この研究において得られた研究対象者のカルテの情報等は原則としてこの研究のために使用し、研究終了後は、九州大学大学院医学研究院 泌尿器科学分野において同分野教授・江藤 正俊の責任の下、10年間保存した後、研究用の番号等を消去し、廃棄します。また、この研究で得られた研究対象者の情報は、将来計画・実施される別の医学研究にとっても大変貴重なものとなる可能性があります。そこで、前述の期間を超えて保管し、将来新たに計画・実施される医学研究にも使用させていただきたいと考えています。その研究を行う場合には、改めてその研究計画を倫理審査委員会において審査し、承認された後に行います。7.利益相反について九州大学では、よりよい医療を社会に提供するために積極的に臨床研究を推進しています。そのための資金は公的資金以外に、企業や財団からの寄付や契約でまかなわれることもあります。医学研究の発展のために企業等との連携は必要不可欠なものとなっており、国や大学も健全な産学連携を推奨しています。一方で、産学連携を進めた場合、患者さんの利益と研究者や企業等の利益が相反(利益相反)しているのではないかという疑問が生じる事があります。そのような問題に対して九州大学では「九州大学利益相反マネジメント要項」及び「医系地区部局における臨床研究に係る利益相反マネジメント要項」を定めています。本研究はこれらの要項に基づいて実施されます。本研究に関する必要な経費は講座寄附金により賄われるため、研究遂行にあたって特別な利益相反状態にはありません。 利益相反についてもっと詳しくお知りになりたい方は、下記の窓口へお問い合わせください。利益相反マネジメント委員会(窓口:九州大学病院 ARO 次世代医療センター 電話:092-642-5082) 8.研究に関する情報の開示についてこの研究に参加してくださった方々の個人情報の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の研究計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことができます。資料の閲覧を希望される方は、ご連絡ください。 9.研究の実施体制についてこの研究は以下の体制で実施します。研究実施場所 九州大学大学院医学研究院 泌尿器科学分野九州大学病院 泌尿器・前立腺・腎臓・副腎外科 研究責任者 九州大学大学院医学研究院 泌尿器科学分野 教授 江藤 正俊研究分担者 九州大学大学院医学研究院 泌尿器科学分野 准教授 猪口淳一 九州大学病院 泌尿器・前立腺・腎臓・副腎外科 助教 木下史生九州大学大学院医学研究院形態機能病理学 教授 小田義直 共同研究機関等 機関名 / 研究責任者の職・氏名 役割1. 佐賀大学医学部泌尿器科/講師・柿木 寛明2. 大分大学医学部腎泌尿器外科学/教授・秦 聡孝3. 熊本大学泌尿器科/教授・神波 大己4. 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器科学/助教・光成 健輔5. 琉球大学腎泌尿器外科/教授・斎藤 誠一6. 産業医科大学泌尿器科/助教・木室 里依子7. 鹿児島大学病院泌尿器科/教授・榎田 英樹8. 久留米大学医学部泌尿器科/講師・西原 聖顕9. 宮崎大学発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学/教授・賀本 敏行10. 福岡大学医学部腎泌尿器外科学講座/助教・岡部 雄11. 宗像水光会総合病院泌尿器科/部長・寺戸 三千和12. 国家公務員共済組合連合会新小倉病院 泌尿器科/副院長・濵砂 良一13. 済生会八幡総合病院泌尿器科/主任部長・高野 徳昭14. 大分県立病院泌尿器科/部長・友田 稔久15. 九州中央病院泌尿器科/医長・宋 裕賢16. 宮﨑県立宮崎病院泌尿器科/主任部長・黒岩 顕太郎17. 福岡赤十字病院泌尿器科/部長・清島 圭二郎18. 医療法人原三信病院泌尿器科/主任部長・横溝 晃 19. 九州労災病院泌尿器科/副部長・梅津 大輔20. 国立病院機構九州医療センター泌尿器科/科長・坂本 直孝21. 佐賀県医療センター好生館泌尿器科/部長・諸隈 太22. 国立病院機構九州がんセンター泌尿器科/部長・中村 元信23. JCHO 九州病院泌尿器科/診療部長・原野 正彦24. 修腎会藤﨑病院/院長・中村 晃二25. 熊本中央病院泌尿器科/部長・原 一正26. 佐世保市総合医療センター泌尿器科/部長・今里 祐之27. 大分赤十字病院泌尿器科/副部長・藤浪 弘行28. 聖マリア病院泌尿器科/診療部長・江口 善朗29. 高邦会高木病院泌尿器科/部長・江島 和久30. いまきいれ総合病院泌尿器科/部長・立和田 得志31. 県立大島病院泌尿器科/部長・上村 康介32. 済生会川内病院泌尿器科・小児泌尿器科/主任部長・井手迫 俊彦33. 鹿児島市立病院泌尿器科/部長・五反田 丈徳34. 出水郡医師会広域医療センター泌尿器科/部長・鶴田 雅史35. 独立行政法人国立病院機構都城医療センター泌尿器科/医長・山崎 丈嗣36. 日本赤十字社長崎原爆病院泌尿器科/部長・鶴﨑 俊文37. 国立病院機構大分医療センター泌尿器科/部長・住野 泰弘38. おがわクリニック/理事長・竹原 俊幸39. 宮崎県立延岡病院泌尿器科/主任部長・山下 康洋40. 宮崎県立日南病院泌尿器科/医長・鬼塚 千衣41. 社会医療法人同心会古賀総合病院泌尿器科/部長・上別府 豊治42. 潤和会記念病院泌尿器科/部長・月野 浩昌43. 藤元総合病院泌尿器科/部長・長野 正史44. 浜の町病院泌尿器科/部長・小林 武 10.相談窓口についてこの研究に関してご質問や相談等ある場合は、下記担当者までご連絡ください。事務局(相談窓口)担当者:泌尿器科・助教・木室里依子連絡先:〔TEL〕093-691-7446〔FAX〕093-603-8724
2025.01.22 臨床研究に関するお知らせ
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2019 年 4 月より行っております「日本人の進行性前立腺癌における DNA 修復遺伝子異常の頻度に関する研究」に参加され、DNA を提供いただきました患者さんへのお知らせ
当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた情報の記録に基づき実施する研究です。このような研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(西暦 2014 年 12 月 22 日制定 西暦 2017 年 2 月 28 日一部改正)」により、対象となる患者さんのお一人おひとりから直接同意を得るのではなく、研究内容の情報を公開するとともに、参加拒否の機会を保障することとされています。この研究に関するお問い合わせ、また、ご自身の診療情報が利用されることを了解されない場合は、以下の問い合わせ先にご連絡ください。利用の拒否を申し出られても何ら不利益を被ることはありません。1. 研究課題名進行性前立腺癌に対する薬物療法における遺伝子多型に関する研究2.研究期間2021 年 6 月 30 日 ~ 2023 年 3 月 31 日3.研究機関 産業医科大学医学部泌尿器科学教室4.実施責任者 産業医科大学医学部泌尿器科学 教授 藤本直浩5.研究の目的と意義この研究は九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野 教授 江藤正俊を研究代表者とする多機関共同研究です。本学は試料提供のみを行います。(送付先 理化学研究所生命医科学研究センター)[目的]進行性前立腺癌に対しては、ホルモン療法に加え、新規ホルモン剤であるエンザルタミドやアビラテロン、タキサン系抗癌剤などによる治療が行われていますが、適切な治療を選択するための良い指標はありません。これまで、治療薬の効き目と関連するいろいろな遺伝子多型(約 0.1%の頻度でみられる個人間の遺伝子配列の違い)が知られていますが、治療を選択する際の指標とはなっていません。そこで、これらの遺伝子多型と各種治療薬の効き目の関係について詳しく調べ、治療薬の効き目を予測する遺伝子多型を同定することを目指して研究を行います。[意義]これにより、各個人に適切な治療選択が可能となり、治療成績の向上、有害事象の軽減、医療費削減につながると期待されます。6.研究の方法泌尿器科では、2019 年 4 月より行っております「日本人の進行性前立腺癌における DNA 修復遺伝子異常の頻度に関する研究」に参加され、提供していただいた血液から抽出した DNA を保存しております。その DNA の一部を理化学研究所生命科学センターへ送付し、遺伝子の解析を行います。診療情報は京都大学大学院医学研究科泌尿器科学教室へ送付済みの以下の情報だけを利用します。〔取得済みの情報〕・患者背景(年齢、組織型、グリソンスコア、転移巣の有無(所属リンパ節、骨、臓器)、個数、ECOG-PS、血清 PSA 値(ng/ml)、Hb、ALP、LDH、Alb・現在使用している治療薬・家族歴・治療歴CRPC:ビカルミド、フルタミド、エンザルタミド、アビラテロン、ドセタキセル、カバジタキセルなど・治療中の血清 PSA 値(ng/ml)および転移巣(CT 上のサイズ、骨シンチ上 BONE NAVI スコア)の推移・最終転帰、転帰日遺伝子の解析結果と診療情報の関係性を詳しく分析し、治療薬の効き目と関係がある遺伝子多型を明らかにする予定です。なお、DNA は検体番号を付けて誰のものかわからない状態で研究に用いられます。他機関への試料・情報の送付を希望されない場合は、送付を停止いたしますので、ご連絡ください。《遺伝子解析について》理化学研究所生命医科学センター内で、これまでの研究で前立腺癌の薬物療法との関連が示唆される遺伝子多型のマルチプレックス SNP 解析という方法で遺伝子を調べます。同センターには匿名化された検体のみを送付し、診療情報を含む個人情報は一切開示することはありません。遺伝子解析結果は同センターおよび京都大学泌尿器科で保管しますが、遺伝子解析データと患者情報の対応表は産業医科大学泌尿器科でのみ厳重に保管されます。遺伝子に特徴的な所見が得られる可能性がありますが、健康状態等を評価するための情報としての精度や確実性が十分でなく、開示することによりご自身や血縁者に精神的負担を与え、誤解を招くおそれがあるため遺伝情報の開示は行いません。7.個人情報の取り扱い診療情報は京都大学大学院医学研究科泌尿器科学教室で研究終了後 10 年間厳重に保管された後に匿名化を確認して廃棄されます。余剰検体は研究終了後理化学研究所生命医科学センターにて 5 年間保管した後に廃棄しますが、その場合は、匿名のまま、密封容器に廃棄あるいは焼却処分します。この研究に該当する方で、ご自身の生体試料等の使用を希望されない方は、下記担当医師へお申し出下さい。その場合、生体試料は廃棄いたします。また、これにより不利益を受けることは全くありません。8.問い合わせ先産業医科大学医学部泌尿器科 教授 藤本直浩〒807-8555北九州市八幡西区医生ヶ丘 1-1電話 093-691-7446 ファックス 093-603-87249.その他この研究に関わる費用の負担はありません。また研究参加の謝礼もありません。この研究の成果に基づいて、特許権などの知的財産権が生ずる可能性がありますが、その権利は主任研究者および研究協力者に帰属し、あなたには帰属しません。この研究の利害関係については、産業医科大学利益相反委員会の承認を得ており、公正性を保ちます。
2025.01.22 臨床研究に関するお知らせ
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