Newsお知らせ
すべての記事
-
-
-
ホームページをリニューアルしました
ホームページへアクセスいただき、ありがとうございます。この度、ホームページのリニューアルを行いましたのでご案内いたします。これまで以上に、皆様のお役に立つ情報のご提供や内容の充実に努めてまいります。今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
2025.01.28 お知らせ
-
-
-
-
医療関係者の方へ
「難治性尿道炎、子宮頸管炎からの微生物の分離、培養および薬剤感受性とその薬剤耐性遺伝子の検出」に関する研究参加の受付について 当院では、このたび上記研究を行うにあたり、難治性尿道炎および難治性子宮頸管炎患者さんを抱える医療施設からの参加を受け付けております。本研究は難治性の性感染症から、保険で適応とならない微生物を分離し、さらのその薬剤耐性、および薬剤耐性遺伝子を検出するものです。研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(平成26年12月22日)」により、対象となる患者さんから直接同意を得る必要があります。しかし、すべての患者さんが産業医科大学周辺に在住されているわけではないため、また、全国より研究対象を全国に広く求めるほうが短期間に多くの研究が進むと考えられるため、研究参加をwebsiteより受け付けすることとなりました。参加方法はwebsiteより研究に賛同していただける医療施設より検査の依頼を受け、各医療施設において対象となる患者さんに研究の説明、同意を得ていただき、検体を産業医科大学に郵送していただく形をとりたいと思います。詳細は以下をご覧ください。1.研究課題名難治性尿道炎、子宮頸管炎からの微生物の分離、培養および薬剤感受性とその薬剤耐性遺伝子の検出2.研究期間2017年8月~2026年3月3.研究機関産業医科大学泌尿器科学4.実施責任者産業医科大学若松病院 助教 松本 正広5.研究の目的 性感染症の原因微生物の薬剤耐性の進行は著しく、近年難治性尿道炎、子宮頸管炎が増加しています。このなかで、Mycoplasma genitaliumおよびTrichomonas vaginalisによる性感染症は治療に難渋することが多いのではないかと思われます。M. genitaliumは男子尿道炎、子宮頸管炎の原因微生物として確立されて、核酸増幅法で検出されます。しかし、わが国ではその検出法および治療法は保健適用となっていません。さらに、近年マクロライ耐性およびキノロン耐性株の増加が問題となっており、結局難治性となっていながら、原因微生物が特定されていない難治性尿道炎、子宮頸管炎のなかに、M. genitaliumによる症例がかなり含まれていると考えられます。T. vaginalisは尿道炎、トリコモナス膣症の原因となっており、治療法はメトロニダゾールによる治療法が確立しております。T. vaginalisの検出は検鏡法により原虫を観察することによりますが、原虫の数が少ない場合、新鮮検体でない場合、観察が不十分な場合、T. vaginalisが見逃され難治性となる場合があります。産業医科大学では、上記M. genitaliumおよびT. vaginalisを検出する核酸増幅法を開発しており、これを臨床の場で利用して、難治性の性感染症に対応しようと考えております。さらに、一般の培養法では培養することができないM. genitaliumを培養する技術を私たちはもっています。もし、M. genitaliumが検出された場合には、培養検査を行い、分離された株の薬剤感受性検査、耐性に関連する遺伝子の検出を行っていきたいと考えています。6.研究の方法 難治性の尿道炎、子宮頸管炎、咽頭感染症、直腸炎の患者が来院され、上記検査を希望される施設は、本websiteより、研究計画書(No.1)、患者さんへの説明文書(No.2)、同意書(No.3)、研究参加依頼書(No.5)、患者調査票(No.6)をダウンロードして頂き、研究参加依頼書(No.5)を下記問い合わせ先へFAXまたは郵送して頂き、本研究へ参加ください。当科より検体輸送用のボックスをお送りします。検体はできる限り冷蔵にてお送りください。運送料は当科の研究費にて着払いにて負担いたします。 なお、上記M. genitaliumは抗菌薬に対する耐性が著しいため、検出された場合には、M. genitaliumにおける耐性遺伝子の検討および培養を試みます。医療施設へはM. genitaliumおよびT. vaginalisの有無をご報告いたしますが、その後治療に難渋する場合には、治療法についても検討したいと思います。また、治療困難症例では、時間を要しますが、上記以外の微生物の検出も考慮したいと思います。7.個人情報の取り扱い 当科へ送られる個人情報は、すべて依頼される医療施設で匿名化され、番号でのみ郵送されます。従って、本研究において個人が特定される危険は少ないと考えられます。また、頂いた検体、および個人情報は研究後5年間保存された後に、廃棄いたします。ただし、検出された微生物の遺伝子は将来、新たな研究のために保存することがあります。これらを用いて新しい研究が行われる場合には、再度、ホームページ上で報告いたします。8.その他 本研究の研究計画書に記載しておりますが、患者さんおよび医療施設に対して、金銭や物品などのインセンティブは発生いたしません。また、新しい発見などに関する権利は産業医科大学泌尿器科へ帰属させていただきます。本研究の結果報告、発表の際には患者さんの個人が特定されないように、配慮いたします。なお、当科にて検討させて頂いた結果、症例によっては研究への参加を見送らせて頂く場合もあります。予めご了承くださいますよう、お願い申し上げます。 その他、ご不明な点がございましたら、問い合わせ先までご連絡下さい。9.問い合わせ先〒807-8555北九州市八幡西区医生ケ丘1-1電話 093-691-7446(8:30~17:00、土日祝日を除く)FAX 093-603-8724(24時間受付、ご返事に数日を要する場合があります。)産業医科大学泌尿器科学 教授 柏木英志 書類名 ファイル備 考更新日研究計画書Word1 2023.4.1患者説明文書Word22023.4.1同意書Word32023.4.1同意撤回書Word42023.4.1 研究参加依頼書Word5まず、研究参加依頼書を問い合わせ先へFAXまたは郵送して下さい。2023.4.1患者調査票Word62023.4.1
2025.01.23 医療関係者の方へ
-
-
-
-
1年間働いてみて(2023年度)
野間悠太朗(2021年卒業、2023年入局) 大学での後期研修は時間が過ぎるのがとても早く、びっくりしています。目まぐるしく進んでいく泌尿器科腫瘍の治療、日々の病棟業務や手術件数の多さに、ついていくのに精一杯でしたが、諸先輩方のご指導やフォローがありなんとかここまで過ごしてきました。産業医科大学泌尿器科学教室は他大学と比較すると人数は少人数ですが、その分お互いがどのような仕事をしているかを把握しやすいので、分からない事や困っている事を遠慮なく相談しやすい環境であり、1年通して大きな安心感がありました。主治医制ではなくチーム制が導入されており、担当患者さんの治療方針について、近い年次の先生や上級医の先生とディスカッションする頻度が多いため、泌尿器科1年目の私にとって、とても勉強になり、人数が多い大学ならではの教育システムであると感じました。また、私たちと一緒に働いているスタッフの皆様には優しい方が多く、仕事がしやすかった事も印象的でした。頼りない部分が多い私ですが、ご指導頂いた先生方を自分のメルクマールにして泌尿器科医として今後精進していこうと思います。 泌尿器科を進路として検討している研修医の先生や学生の方に向けて…私は福岡から遠く離れた地区の病院で初期研修を行いましたが、他大学出身の同期の先生に泌尿器科を志望する人が多い事に驚きました。この文章を読んでいる泌尿器科に興味のある皆様は決してレアな存在ではなく、全国的なトレンドに乗っていると胸を張ってください。これからもっと人気が出てくる診療科であると自負していますし、実際にここ数年、見学者や入局希望の方が増えてきています。泌尿器科医はどこの病院でもやりがいがあり、また、親しみやすい先生が多いので若手にも働きやすい科であると思います。
2025.01.22 泌尿器科の魅力
-
-
-
-
1年間働いてみて(2020年度)
水嶋唯(2018年卒業、2020年入局) 産業医科大学泌尿器科にて働きはじめてから、早くも1年が過ぎようとしています。この1年は病棟業務、手術、カンファレンスなど忙しいこともありましたが、興味を持ってこの科を選んだ私にとっては、集中して泌尿器科疾患に向き合えたとっても充実した1年でした。それはひとえに上級医の先生方の指導のおかげだったと感じています。特に良いと感じたところ、①まずは自分で考えることを徹底する環境、その上で、分からない場合やできない場合にはいつでも 誰でも相談に乗ってもらえる体制②時には優しく!時には厳しく!熱くて厚い叱咤激励があるところ③自分なりに根拠のある意見があれば、学年に関係なく発言させてもらえるところなど、若手であっても多くのチャンスがいただけるので、ひとりの医局員として大切にされているなと日々感じます。そのおかげもあって、私が1年前のちょうど今ごろに予想していた何倍も何十倍も泌尿器科医の仕事は楽しいです。次の1年は、目の前の診療だけでなく、患者さんそれぞれの先を見据えた診療ができるよう意識したいと思っています。今後とも目標をもって励んでいきます。杉田佳弘(2018年卒業、2020年入局) 2020年4月より産業医科大学病院に勤務させて頂き、早くも1年が過ぎようとしております。この1年間は新型コロナウイルスによって例年とは違った修練をさせて頂くことになりました。そんな中でも出来るだけ例年通りの診療経験を積めるようにと、様々なご気遣いを賜りました。まずは医局の諸先生方に感謝申し上げます。臨床研修医と大きく違う点は、自身で患者さんの治療方針を考える機会が圧倒的に増えたという点でした。特に手術前のカンファレンスでは患者さん特有の問題点を整理し、術中に注意する点を考察するという過程を当科では重視しており、毎回必死の真剣勝負です。まだまだ考えが未熟であることを痛感し、臨床の難しさを実感しております。残念ながら新型コロナウイルスの影響で学会などの現場に出席する機会が減少しました。そのため、他病院で働いていらっしゃる諸先生方と交流する機会がないことが非常に残念です。そんな中でも指導医の先生方には仕事面のみならずプライベートでも相談に乗っていただき、大変感謝しております。今後とも精進していく所存ですので、何卒よろしくお願い致します
2025.01.22 泌尿器科の魅力
-
-
-
-
1年間働いてみて(2019年度)
大野大地(2017年卒業、2019年入局) 入局してからこの1年は今までの人生の中で1番時間が過ぎるのが早かったように思えます。産業医科大学泌尿器科は私の性格とは真逆で、体育会系の色が強く当初は不安でしたが、外来検査をするときも手術に入るときも学会発表の練習をするときも、それぞれの場面で指導して頂き、1日1日ステップアップしていくことが実感できました。私が当科への入局を決めた理由の一つに指導体制がありましたが…中堅の先生とペアを組ませていただき、病棟業務を中心とした臨床で、多くのことを学びました。カンファレンスの提示や救急対応、化学療法の選択など。中でも研修医期間中に外科ローテートを十分に履修してこなかった私にとって、水曜日のロボット手術に参加させてもらうことが良い機会であったと印象に残っています。ポート造設、ロボット機器のロールインや閉創過程など、手術に対する積極性が少し磨けたのではと感じております。また医局では、何回か飲み会を開催して頂き、おとなしい私でも、徐々に泌尿器カラーに染まることが出来たように思います。カラオケ好きな先生方が多く驚きました。学んだことが多い一方で、自分で考えて行動に移す、ないし、ある所見を総合的に分析して治療方針を決定するといった過程において、まだまだ十分に到達していないと痛感しております。この1年間で学んだことを次のステップにどう結び付けていくか…外来診療を開始してどう治療方針を決定するのか。手術の際に、解剖を正確に把握して臨機応変に的確に行動出来るのか。日々自分の行動に責任感を持ちながら、勉学を通してこれからの臨床に励んでいきたいと思います。1年間ご指導して頂き誠にありがとうございました。今後も日々精進して参りますので、何卒よろしくお願い致します。安田幸平(国内留学) 2019年4月から産業医科大学病院に勤務させて頂くことになり、早くも1年が経過しようとしております。研修医の頃より市中病院で勤務していたため、実際に大学病院で勤務することは初めてで不安な気持ちが多かったです。勤務を始めて戸惑ったのは病院のシステムが異なる点でした。以前勤務していた病院は地域の中核病院ではありましたが、病床数からみても圧倒的に大学病院の規模が大きくシステムも複雑なことが多く、カルテも異なるため当初は苦労しました。その際は後輩や同期、先輩方、看護師に迷惑をかけることが多くありましたが、助けて頂き少しずつ慣れることができました。 診療に関して、大学病院の特徴として特殊な症例が多く、通常では経験できない症例も多数担当させて頂きました。手術、管理に関してカンファレンスも含めて深く関わることができ勉強になりました。また、自分は、化学療法の症例を担当した経験が多はなかったため、当院では化学療法を必要する患者さんがとても多く、適応や治療・管理方法等の多くを学ぶことができ有意義でした。職場環境に関して、自分と近い年の先生が多い点が新鮮でした。仕事の面でもプライベートな面でも気軽に相談に乗ってくださり、横の繋がりの大切さを実感しました。4月から大学勤務2年目が始まりますが、今年度と大きく異なり、3年目の修練医の先生が自分の下につきます。実際、このようなことは初めてのため責任も大きく、不安があります。人に教えるためには正確な知識が必要不可欠です。先輩方と同じように後輩を導いていけるように頑張りたいと思います。また、今年は専門医試験があるため、無事に合格できるように勤務と同時に勉強に励みたいと思います。そのためにも日々担当する症例に関して、普段から指摘されておりますが、より深く学ぶ姿勢で臨みたいと思います。日々仕事をしていく中で、自分に足りない点が露呈することが多く、自分自身に落胆してしまうことも多い1年でしたが、自分に足りない点を1つずつ改善していき、先輩方を目標に成長できるように過ごしていきたいと思います。
2025.01.22 泌尿器科の魅力
-