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第315会福岡地方会参加記②
福岡地方会発表二人目は、8年目泌尿器科専門医、ただいま売り出し中の杉田佳弘先生(水泳部出身) 臨床データの解釈に四苦八苦しながらも、まとめ上げました。 『2025年2月22日に北九州国際会議場で第315回福岡地方会が開催されました。そこで「進行性尿路上皮癌に対するエンホルツマブ・ベドチン単剤療法のrelative dose intensityの検討」の演題で発表をさせて頂く機会を頂きました。珍しい症例報告や薬物の投与経験が多く発表される中で、臨床研究の内容について抜粋して発表する機会はこれまでになくスライドを作成する段階で試行錯誤を繰り返して大変勉強になりました。 私自身が臨床研究についてまだまだ知識が不足しており、そんな中で指導を頂きました湊先生を始めとする医局の先生方には多大なるご迷惑をおかけしたと思われます。そんな中でも熱心に指導を頂き改めて感謝を申し上げます。 臨床データをまとめ、必要な情報を取り出し、参考論文から読み取る考察、スライドに仕上げる作業は今まで経験がなく大変苦労致しました。しかしながら必要な情報がどれなのか、筆者が最も主張したい内容がどれなのかを意識しながら論文を読む作業により論文の内容に関してはこれまでよりも深い理解を得られたように感じます。今までの論文の読み方は目を通すのみで終了しており、内容に関して理解出来ていなかったのだなと改めて自覚しました。今回の経験を生かして日々の研鑽に生かし、今度は自分が筆頭著者になるように論文作成に邁進する所存です。 また今回は当医局が主幹で開催しており、医局員にはそれぞれ役割が分担されておりました。私と金子先生は発表があり、役割に関しても医局に配慮頂きました。お蔭様で当日の発表は気兼ねなく行うことが出来ました。改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。』
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第315回福岡地方会参加記①
先日開催報告をさせていただきました、福岡地方会 大学からは二人の先生が演題発表行いました。 1人目は泌尿器科1年目、3年目修練医の金子先生(ラグビー部出身) これが2回目の学会発表…落ち着いて発表できました。 『泌尿器科専攻医の医師3年目、ここ最近は後輩の泌尿器科勧誘に定評がある金子雄哉と申します。 この度2025年2月22日に北九州国際会議場にて第315回福岡地方会に参加しましたのでご報告いたします。私は「未治療進行性尿路上皮癌に対するエンホルツマブ・ベドチンとペムブロリズマブ併用療法の初期経験」という題目で発表させていただきました。 根治切除不能な尿路上皮癌に対する一次治療でエムホルツマブ・ベドチンとペムブロリズマブ併用療法が承認されたのは昨年のことで、まだ十分なデータが実臨床では行われていない中での貴重な発表の経験をいただきましたが、今回は初期経験と主な有害事象を中心について報告させていただきました。 また今回は主幹が産業医科大学ということもあり、会の運営から携わることができました。当院の関連施設からの演題も多く、学年の近い先生方の発表や質問をみることができて大変刺激になりました。 医局の先生方には予演会をしてくださり、またご指導頂きました杉田先生と湊先生に厚く御礼申し上げます。来年度は4年目となり後輩も入ってくるので、今回の経験を今後の診療や学会発表に活かしていきたいと考えております。』
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福岡地方会開催報告
2月に北九州国際会議場で行われました、福岡地方会 医局長の湊先生より開催報告です。 『 第315回 日本泌尿器科学会福岡地方会 開催報告 湊 晶規 2025年2月22日、北九州国際会議場にて第315回日本泌尿器科学会福岡地方会を開催いたしました。新しい体制下での募集で一抹の不安がありましたが、演題数37題と通常よりもかなり多い申し込みがあり時間繰りが厳しく、喜ばしくもあり辛くもある悩みからのスタートとなりました。さらに当日は、合計134名に参加頂くことが出来ました。また、勧誘の一環として声掛けしてみたところ、泌尿器科を選択(進路として考えている)しているクリクラの学生にも興味をもって参加してもらえました。 質疑応答が盛り上がる場面も多々あり、時間を約1時間延長し、13時から18時まで盛況だったと感じました(後のurology forumまでの間がなく、その参加者も多数だったことは逆にうれしい誤算でもありました)。 口演①の座長を富﨑一向先生、口演②を小生担当でいつもの産業医大アニマルコンビに加え、口演③を永田祐二郎先生が担当しフレッシュ感もだしました。また、新たな取り組みとして優秀演題賞を選定するために審査員を設けることとしました。大学からは柏木先生、関連施設からは新小倉病院の濵砂良一先生、新行橋病院の原田修治先生に審査員を務めていただきました。まったく居眠りもできない過酷な業務でしたが、今回の運営には欠かすことのできない重要や役割を担っていただき、大変感謝しております。まことにありがとうございました。 医局からは杉田佳弘先生と金子雄哉先生が以下の演題で発表を行いました。 『進行性尿路上皮癌に対するエンホルツマブ・ベドチン単剤療法のrelative dose intensityの検討』 『未治療進行性尿路上皮癌に対するエンホルツマブ・ベドチンとペムブロリズマブ併用療法の初期経験』 また、医局関連施設からは以下の発表がありました。 ・北九州総合病院 奥村豊先生:右腎細胞癌に腫瘍内転移した上行結腸癌の1例 ・新行橋病院 舟越恵太先生:持続吸引型尿管アクセスシースの使用経験 ・門司メディカルセンター 山崎豪介先生:骨形成を伴う脱分化型脂肪肉腫の1例 ・九州労災病院 白水誠弥先生:Pembrolizumab1回の投与でirAEによる肝障害を繰り返した1例 ・戸畑共立病院 山田陽司先生:低・中リスク群前立腺癌に対する超寡分割照射(定位放射線治療)の治療成績 ・若松病院 山村走平先生:膀胱異物結石の1例 ・宗像水光会総合病院 坪沼裕人先生:精索平滑筋肉腫の1例 ・福岡和白病院 谷川堅太郎先生:膵癌精索転移の1例 ・新小倉病院 野間悠太朗先生:急速に進行した陰嚢部の乳房外Paget病の1例 なお、残念ながら今回医局関係の先生は受賞とはなりませんでしたが、奥村先生の演題は西日本泌尿器科へ推挙となりました。 開催に際しましては福岡県泌尿器科医会、筑後泌尿器科医会、北九州市泌尿器科医会および悠悠会の先生方に大変なご支援を賜りました。参加いただいた先生方にも心より御礼申し上げます。また、早朝より丸一日裏方として運営を支えていただいた、青野さん、西津さん、児島さんの泌尿器科が誇るレディーストリオにも重ねて感謝申し上げます。 当教室主催の福岡地方会、次回は2027年の2月を予定していますので、医局員、関連施設の皆様からの多数の演題をお待ちしております。 末筆ながら、以上を福岡地方会開催報告とさせていただきます。』 開会の挨拶 柏木英志教授 座長① 富﨑一向先生 座長② 湊 晶規先生 座長③ 永田祐二郎先生
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福岡地方会第315回例会開催のお知らせ
日本泌尿器科学会福岡地方会 第315回例会 【日時】2025年2月22日(土)13:00~【会場】北九州国際会議場/メインホール【会長】産業医科大学 泌尿器科学講座 教授 柏木英志
2025.01.21 関係学会・研究会
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