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秋の学会シリーズ④
前回からだいぶ期間があいてしまいました。
今回は西日本泌尿器科学会総会、坂本龍馬といえば…

『第77回 西日本泌尿器科学会総会に参加して
杉田 佳弘
2025年11月13日から15日にかけて高知県にて開催された第77回西日本泌尿器科学会総会に参加する機会を賜りました。
往路は岡山まで新幹線で移動し、そこから特急列車に乗り換えて高知に向かいました。しまなみ海道を通過する際には車内アナウンスによる案内もあり、車窓から望む景観はまさに絶景でした。自然豊かな四国を縦断し、一部では紅葉も始まっており、移ろいゆく季節を感じる旅路となりました。
今回、私は「当院での腎癌術後に対する adjuvant pembrolizumab の初期経験」という演題にてポスター発表を行いました。同一セッションにおいては腎癌の薬物療法に関する演題が多く、最新の知見を共有いただき、大変有意義な時間となりました。
学会中、特に印象深かったのは、転移性尿路上皮癌に対する薬物治療を主題としたセッションでした。新規併用療法がいくつか登場し、それぞれいかなる症例に適応すべきかという点は、各施設における共通の関心事項であり、病状では腫瘍量に注目したり、患者さんのQOLを重視した症例選択の見解も示されていました。
また、長期投与におけるQOLスコアが レジメン別 で大きく異なること、さらに医療費の面に言及した報告もあり、治療効果のみならず生活の質および医療経済的観点を加味した治療選択の重要性を再認識いたしました。日常臨床においては後回しとなりがちな視点の考察を見聞し、改めて深い学びとなりました。
今回得られた知見を日々の診療へ還元し、より質の高い医療提供に努めてまいりたいと存じます。
最後になりますが、このような貴重な学会参加の機会をお与えくださいました医局の先生方ならびにスタッフの皆様に、深く感謝申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。』
当教室および関連施設からも多数の先生が参加されました。
柏木英志教授
・イブニングセミナー
転移性前立腺癌の薬物治療 座長
富﨑一向先生
- モーニングセミナー講演
『尿路上皮癌の周術期治療戦略:ニボルマブの最新情報と臨床での使いどころ』
- ポスターセッション:尿路上皮腫瘍/膀胱癌 座長
湊 晶規先生
- 一般演題:膀胱癌/手術・尿路変更
『膀胱全摘除術を施行した扁平上皮分化を伴う尿路上皮癌における性差と予後の検討』
- 教育セミナー講演
『アベルマブ維持療法4年の軌跡-リアルワールドが示す治療戦略の深化-』
- ポスターセッション:前立腺癌/手術 座長
渡邉舟貴先生
一般演題:小児泌尿器科
『有熱性尿路感染症に対して排尿時膀胱尿道造影を施行した患児116例の検討』
水嶋唯先生
ポスター演題:前立腺癌/診断・薬物療法・マーカー
『泌尿器悪性腫瘍の多発肝転移に対する全肝照射についての検討』
新行橋病院泌尿器科 張大暁先生
一般演題:尿路性器感染症
『当院における外陰部壊死性筋膜炎12症例の検討』
新行橋病院泌尿器科 呉竹景介先生
一般演題:膀胱癌/薬物療法
『地域中核病院におけるエンホルツマブ・ベドチンの治療成績』
くらて病院泌尿器科 荒巻和伸先生
前立腺肥大症の新しい手術療法 シンポジニスト
『REZUMによる経尿道的前立腺水蒸気治療(WAVE)の特徴と当院での治療成績』
北九州市立八幡病院泌尿器科 野間悠太朗先生
一般演題:小児泌尿器科
『当院における急性陰嚢症に対して精巣温存に至った症例の検討』
福岡和白病院泌尿器科 安田幸平先生
ポスター演題:尿路上皮腫瘍/基礎・臨床
『尿管上皮内癌に対してBCG膀胱内注入療法後に膣転移を来した1例』
おおにし腎泌尿器科医院 大西怜先生
学会特別企画演者
『私のキャリアパス-開業医の立場から西日本泌尿器科学会に期待すること-』
新小倉病院泌尿器科 生田弘文先生
一般演題:前立腺癌/診断・薬物療法・マーカー
『当院におけるMRI超音波融合画像ガイド下前立腺生検の初期経験』
