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研究の成果
本日は松川卓生先生の学会報告をお届けします。大学院⇒米国留学の経験を経て、現在は臨床の修練に粉骨砕身。4月から九州労災病院で勤務中です。
『第35回 泌尿器科分子・細胞研究会 参加記
松川卓生
2026年2月6日、7日に神戸で開催された泌尿器科分子・細胞研究会に参加致しましたのでご報告します。学会テーマは、熱く語ろう~泌尿器科基礎研究~という内容で各大学から様々な演題が発表されておりました。この学会は、学会名からも想像できるように基礎研究を発表する場であります。私がこの学会で発表するのは2回目であり、前回は冬の秋田に行った記憶が鮮明に残っております。今回の開催地は私の生まれ故郷の神戸であり、主幹の神戸大学の友人や研修医時代にお世話になった先輩と久しぶりに会うことができ充実した学会となりました。
今回、私は留学中に研究した内容を発表しました。「膀胱癌におけるAR/ERβはHMG-CoA Reductaseを上昇させシスプラチン耐性を誘導する」というタイトルで、膀胱癌に対するシスプラチン耐性機序を研究した結果をポスター報告しました。2年前の留学時代に研究した内容であり、しばらく時間が経ってしまいましたが、発表することができてよかったです。内容としては、スタチンが抗癌作用や発癌防止作用があると言われていることに注目し、留学先であった宮本ラボのテーマである核内受容体との関わりを解析した結果、シスプラチン耐性の改善にも繋がりそうだというのが大筋になります。ただ自分が注目していたスタチンでは、今のところなかなか良い結果が出せずにいたので他の方法を探っている所です。大学院の時に嫌というほど失敗データと向き合いその耐性は幾分ついたと思うので、めげずにやり遂げられたらいいなと思っております。自分としては発表に至る形になるまでたくさんの実験を行いました。他大学の発表に目をやると膨大なデータ量で圧倒されましたが、そこには多くの苦労がなされたのだろうなと感じましたし、自分の研究のモチベーションにもなりました。
学会後には、神戸の震災復興イベントであるルミナリエに久しぶりに足を運びました。相変わらず多くの人で賑わっておりました。以前より規模は縮小し、少し寂しい気持ちにもなりましたが、幼少期からしばしば参加していたイベントだったので、故郷を懐かしむことができて良かったです。』
産業医科大学泌尿器科では、
大学院進学や留学に興味をもっている方も随時募集中です。
