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福岡地方会開催報告

2月に北九州国際会議場で行われました、福岡地方会

医局長の湊先生より開催報告です。

『 第315回 日本泌尿器科学会福岡地方会 開催報告                   湊 晶規

 

2025年2月22日、北九州国際会議場にて第315回日本泌尿器科学会福岡地方会を開催いたしました。新しい体制下での募集で一抹の不安がありましたが、演題数37題と通常よりもかなり多い申し込みがあり時間繰りが厳しく、喜ばしくもあり辛くもある悩みからのスタートとなりました。さらに当日は、合計134名に参加頂くことが出来ました。また、勧誘の一環として声掛けしてみたところ、泌尿器科を選択(進路として考えている)しているクリクラの学生にも興味をもって参加してもらえました。

質疑応答が盛り上がる場面も多々あり、時間を約1時間延長し、13時から18時まで盛況だったと感じました(後のurology forumまでの間がなく、その参加者も多数だったことは逆にうれしい誤算でもありました)。

口演①の座長を富﨑一向先生、口演②を小生担当でいつもの産業医大アニマルコンビに加え、口演③を永田祐二郎先生が担当しフレッシュ感もだしました。また、新たな取り組みとして優秀演題賞を選定するために審査員を設けることとしました。大学からは柏木先生、関連施設からは新小倉病院の濵砂良一先生、新行橋病院の原田修治先生に審査員を務めていただきました。まったく居眠りもできない過酷な業務でしたが、今回の運営には欠かすことのできない重要や役割を担っていただき、大変感謝しております。まことにありがとうございました。

医局からは杉田佳弘先生と金子雄哉先生が以下の演題で発表を行いました。

『進行性尿路上皮癌に対するエンホルツマブ・ベドチン単剤療法のrelative dose intensityの検討』

『未治療進行性尿路上皮癌に対するエンホルツマブ・ベドチンとペムブロリズマブ併用療法の初期経験』

また、医局関連施設からは以下の発表がありました。

・北九州総合病院 奥村豊先生:右腎細胞癌に腫瘍内転移した上行結腸癌の1例

・新行橋病院 舟越恵太先生:持続吸引型尿管アクセスシースの使用経験

・門司メディカルセンター 山崎豪介先生:骨形成を伴う脱分化型脂肪肉腫の1例

・九州労災病院 白水誠弥先生:Pembrolizumab1回の投与でirAEによる肝障害を繰り返した1例

・戸畑共立病院 山田陽司先生:低・中リスク群前立腺癌に対する超寡分割照射(定位放射線治療)の治療成績

・若松病院 山村走平先生:膀胱異物結石の1例

・宗像水光会総合病院 坪沼裕人先生:精索平滑筋肉腫の1例

・福岡和白病院 谷川堅太郎先生:膵癌精索転移の1例

・新小倉病院 野間悠太朗先生:急速に進行した陰嚢部の乳房外Paget病の1例

なお、残念ながら今回医局関係の先生は受賞とはなりませんでしたが、奥村先生の演題は西日本泌尿器科へ推挙となりました。

開催に際しましては福岡県泌尿器科医会、筑後泌尿器科医会、北九州市泌尿器科医会および悠悠会の先生方に大変なご支援を賜りました。参加いただいた先生方にも心より御礼申し上げます。また、早朝より丸一日裏方として運営を支えていただいた、青野さん、西津さん、児島さんの泌尿器科が誇るレディーストリオにも重ねて感謝申し上げます。

当教室主催の福岡地方会、次回は2027年の2月を予定していますので、医局員、関連施設の皆様からの多数の演題をお待ちしております。

 末筆ながら、以上を福岡地方会開催報告とさせていただきます。』

開会の挨拶 柏木英志教授

 

座長① 富﨑一向先生

 

座長② 湊 晶規先生

 

座長③ 永田祐二郎先生

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