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  • 秋の学会報告③

    季節が遅れていますが、溜まっていた報告はまだしばらく続くのでご了承ください。 専門医取得後、杉田先生は海外学会に初めて参加したようです。   『第12回 Asian Pacific Prostate Societyに参加して         杉田 佳弘 2024年10月26日~11月1日にかけてハワイ州カウアイ島で開催された第12回 Asian Pacific Prostate Societyに参加いたしました。医師となって初めての海外での学会であり大変勉強になりました。 日本を出発したのは10月25日でしたが、前日に専門医試験の結果が送付されてきました。無事に合格しており、心置きなく出発することが出来ました。  カウアイ島はハワイ州の中でもオアフ島の北に位置する離島であり、ホノルル空港で乗り換えて到着致しました。現地に着くとまずニワトリの数に驚きました。数十年前に島に持ち込んだニワトリが逃げだし野生化したようで、ホテルの敷地内にも生息しており、四六時中鳴き声をホテル内で聞いておりました。島内はインフラの設備が乏しく、レンタカーを借りて現地の観光や食事をしておりました。ワイメア渓谷が現地で一番の観光地であり、日本では見ることない景色に圧倒されました。  学会の内容は主に韓国の大学の先生方が発表されておりました。他国の治療方針や内容を拝聴する機会がなく、大変勉強になりました。日本では保険収載されていない検査が韓国では常識のように使用されていることや、本邦ではあまり普及していない前立腺癌のfocal therapyが韓国では普及しているようで、詳細に解説頂きました。また結石治療に関しても発表があり、ロボット支援下でのPNLやECIRSの発表がありました。日本国内ではおそらく行っている施設はほとんどないと思われ、興味深く拝聴しました。保険の問題や各国の事情もあるとは思いますが、国が変われば医療に対する常識や考え方が変わるのだなと実感致しました。何より驚いたことはスピーチされる先生方の英会話能力でした。単語1つ1つがはっきりと聞き取りやすく、普段から英会話に慣れていることが伝わってきました。  今回の学会に参加しまず痛感したことは英会話能力の欠如でした。特に現地の人が発する英会話が聞き取れず、単語と単語の境界が全く分かりませんでした。普段から英会話を聞いている必要性を実感しております。また国内の標準治療だけでなく知識として、様々な治療方法を知っておくことは医師として重要だと改めて実感しました。 この経験を活かしこれからも修練・研鑽を積み、泌尿器科医としての幅を広げられるよう精進していく所存です。最後になりますが、このような機会を与えて頂きました藤本先生、湊先生を始めとする医局の先生方に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。』         写真は太平洋のグランドキャニオンことワイメア渓谷にて 藤本名誉教授、湊医局長との3ショット!

    2025.03.09 ブログ お知らせ
  • 秋の学会報告②

    3年目の先生、学会デビューラストを飾った田中敏信先生 『この度2024年10月19日長崎市で開催された第126回九州泌尿器科連合地方会学術集会に参加しました。私は診断上興味ある症例のセッションにて【腎】で発表させていただきました。  泌尿器科に進んでからの学会発表は初めてでしたが、準備期間から勉強になることが多数ありました。当初はガイドラインに載っていることでさえ知識が曖昧な部分がありましたが、今回発表するにあたりガイドラインのエビデンスの網羅は勿論のこと、論文を多数引いて知識を深めるように試みました。準備期間には医局の先生方のご厚意で予行演習を何度もしていただきました。論文の調べ方からスライドの流れ・構成に至るまで、様々な先生のお力添えをいただき、本当に感謝してもしきれません。本番では予行演習をしたおかげで落ち着いて臨むことができました。 今回学会発表を通じて、様々な学びの機会を得られたことに感謝申し上げます。次回の学会発表では更なる成長した姿を見せたいと思っております。日々の臨床業務にも研究する姿勢を忘れず日進月歩で励んでいきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。』

    2025.02.21 ブログ
  • 秋の学会報告①

    ホームページ作成に時間を要していましたので、滞っていた投稿を再開いたします。 国内留学で勤務されている杉貴臣先生、はじめての全国学会でした! では久しぶりの学会参加記をどうぞ。     『日本泌尿器腫瘍学会第10回学術集会 参加報告  杉 貴臣 この度2024年10月26・27日にJR九州ホール、JR博多シティ会議室で開催されました日本泌尿器腫瘍学会第10回学術集会に参加しました。医師4年目(泌尿器専修医2年目)の杉貴臣です。私はModeratedポスターセッションで「mCRPCに対する1st line エンザルタミドの効果・予後予測因子としてのinitial-to-nadir prostate-specific antigen ratio」を発表しました。 今まで私は地方会で症例報告の発表しかしたことがなく、今回のように全国学会で統計学的解析を用いたポスター発表というのは何もかも新鮮でした。分からないことだらけだったため指導医の永田先生にはデータ集めや解析、記載の仕方、ポスターの作成の仕方など1から10まで丁寧に指導して頂き何とか発表を終えることができました。今回の発表を通して統計ソフトの扱い方を覚えただけでなく、前立腺癌の理解も深めることができたと感じております。  発表するにあたって指導して下さった永田先生をはじめ、予演でアドバイスして頂きました医局員の皆様、今回の発表の機会頂きありがとうございました。日々の業務だけでなく、学術活動も積極的に参加したいと思いますので今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。』  

    2025.02.17 ブログ
  • 取ったどー!

    先月行われた第32回日本性機能学会西部総会@鹿児島 生田弘文先生が優秀演題賞を受賞しました。 なんと、 セクシー女優の紗倉まなさん、麻美ゆまさんの両手に花! 賞状の代わりにサインの贈呈…ある意味、貴重 生田先生は昨年、性機能学会専門医にも合格して、勢いにのってますね。 (その合格記はまたHP載せる予定です)

    2025.02.16 ブログ
  • 産業医科大学病院にて根治手術を受けて非淡明細胞腎癌と診断された患者の皆様、ご家族の皆様へ

    産業医科大学病院にて根治手術を受けて非淡明細胞腎癌と診断された患者の皆様、ご家族の皆様へ 2025年2月7日 泌尿器科泌尿器科では、「非転移性の非淡明細胞癌における根治術後長期無再発生存率の大規模多施設後方視的研究」に関する研究を行っており、以下に示す方の診療情報等を利用させていただきます。研究内容の詳細を知りたい方、研究に情報等を利用して欲しくない方は、末尾の相談窓口にご連絡ください。本文書の対象となる方1998年1月1日~2023年12月31日の間に根治手術を受けて非淡明細胞型腎癌の診断を受けた方1.研究課題名「非転移性の非淡明細胞癌における根治術後長期無再発生存率の大規模多施設後方視的研究」2.研究期間2024年承認日~2027年3月31日この研究は、千葉大学医学部附属病院観察研究倫理審査委員会の承認を受け、病院長の許可を受けて実施するものです。日本全国の多施設で情報を収集し福島県立医科大学附属病院、京都大学大学院医学研究科で大規模に解析を行います。3.研究の目的・方法腎癌では根治手術後の長期の時間が経過したのちの再発が少なくなく、術後長期間の経過観察が必要と考えられています。しかし、長い期間における術後の再発状況を探索する大規模な研究は少ないです。さらに、これらのデータは腎癌の約70~80%を占める淡明細胞癌を主体としたものです。すなわち非淡明細胞癌の長期フォローデータで質の高いものはほぼ存在しておらず、術後再発の状況は明らかではないのが現状です。腎癌の術後のフォローアップについて、現時点で信頼の高いデータによるものが存在していないため、術後再発の状況は明らかではないのが現状です。この点からも非淡明型腎癌における不鮮明な術後観察期間をより明確にすることが求められます。実態に基づき術後管理を最適化できれば、過剰な検査や治療を減らすことで医療経済学的にも貢献できる可能性もあります。さらに、どのような方が再発するかを解明し予測モデルを作成することで、患者さん個別の再発リスクが推定できます。術後の経過観察に関する医師・患者間の意思決定の際に有用な情報提供が可能となります。そこで下記の4の情報を収集し、主要目的として、根治手術(根治的腎摘除術または部分切除術)施行後の非転移・非淡明細胞腎癌の今後の病状についての医学的な見通しにつき明らかにし、副次目的として根治手術施行後の非転移・非淡明細胞腎癌の今後の病状についての医学的な見通しに関連する因子を明らかにし、術後の再発や生存を予測するモデルを開発します。4.研究に用いる試料・情報の種類診療録に記載されている下記の情報を収集させていただきます。性別・遺伝性疾患の有無(あればその疾患)・患部の位置(左・右)・手術時年齢・手術時ECOG-PS(Eastern Cooperative Oncology Group Performance Status; 患者さんの日常生活の制限の程度を評価するための指標)・合併症・手術日・手術前/術後1か月目採血データ(白血球・分画・Hb、血小板、CRP、LDH、Cre、eGFR)・病理学T分類・T3であればその因子(周囲脂肪浸潤・腎洞内脂肪浸潤・腫瘍塞栓)・腫瘍サイズ・ISUP/WHOとFuhrman悪性度(worst)(=世界保健機関 (WHO) と国際泌尿器病理学会 (ISUP) による癌の悪性度分類)・サルコマトイド成分の有無・ラブドイド成分の有無・v因子・組織型・腫瘍壊死の有無・初回手術時リンパ節郭清の有無・リンパ節因子(cN・pN)・切除リンパ節個数・手術方法(全摘・部分切除)・手術アプローチ(開腹・腹腔鏡・ロボット)・初回再発または転移日時・初回再発後の治療法(手術・全身治療(薬剤名)・放射線など)・治療開始日・効果・転帰・最終確認日)5.研究組織【研究機関名及び本学の研究責任者名】研究(代表)機関:千葉大学医学部附属病院 病院長 大鳥 精司研究代表者(研究責任者):泌尿器科 教授 市川 智彦研究実施代表者:泌尿器科 講師・診療准教授 佐塚 智和【共同研究機関】62施設研究機関名 研究責任者北海道大学病院         大澤 崇宏弘前大学大学院医学研究科 畠山 真吾岩手医科大学         小原 航秋田大学         沼倉 一幸山形大学医学部腎泌尿器外科学 土谷 順彦福島県立医科大学     大前 憲史独協医科大学         釜井 隆男筑波大学附属病院     神鳥 周也自治医科大学附属さいたま医療センター 宮川 友明埼玉医科大学国際医療センター 城武 卓埼玉医科大学総合医療センター 矢野 晶大上尾中央総合病院     篠原 正尚防衛医科大学校         伊藤 敬一東京大学         久米 春喜慶応義塾大学         福本 桂資郎東京医科歯科大学     小林 正貴帝京大学医学部         金子 智之東京女子医科大学病院     福田 洋典東京女子医科大学附属足立医療センター 近藤 恒徳東京慈恵会医科大学附属病院 木村 高弘日本医科大学         武田 隼人順天堂大学医学部附属順天堂医院 永田 政義聖路加国際病院         新保 正貴虎の門病院         陶山 浩一三井記念病院         榎本 裕東京慈恵会医科大学附属柏病院 三木 淳千葉県がんセンター     小丸 淳東邦大学医療センター佐倉病院 岡 了横浜市立大学         蓮見 壽史聖マリアンナ医科大学    水野 隆一山梨大学         三井 貴彦浜松医科大学医学部附属病院 松下 雄登名古屋大学         永山 洵名古屋市立大学大学院医学研究科 濵本 周造愛知県がんセンター     小島 崇宏藤田医科大学         全並 賢二岐阜大学医学部附属病院     谷口 友規岐阜県総合医療センター     仲野 正博富山大学附属病院     西山 直隆滋賀医科大学附属病院     吉田 哲也和歌山県立医科大学     山下 真平日本赤十字社和歌山医療センター 伊藤 哲之奈良県立医科大学     三宅 牧人京都大学大学院医学研究科 増井 仁彦京都府立医科大学     本郷 文弥大阪大学         加藤 大悟大阪公立大学         山崎 健史ベルランド総合病院     玉田 聡神戸大学大学院医学研究科 三宅 秀明神戸市立医療センター中央市民病院山﨑 俊成倉敷中央病院         井上 幸治徳島大学         古川 順也香川大学         杉元 幹史高知大学医学部附属病院     福原 秀雄四国がんセンター     橋根 勝義産業医科大学         富崎 一向久留米大学医学部     植田 浩介北九州市立医療センター     立神 勝則長崎大学病院         今村 亮一熊本大学         元島 崇信琉球大学医学部         猪口 淳一6.個人情報の取り扱いについて本研究で得られた個人情報は、氏名等の個人を特定するような情報を削除し、どなたのものかわからないように加工して、厳重に管理します。データ等は、〇〇大学医学部附属病院泌尿器科の鍵のかかる保管棚で保管します。研究結果を学術雑誌や学会で発表することがありますが、個人が特定されない形で行われます。本研究についてご希望があれば、他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内で、研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧する事ができますので、相談窓口までお申し出ください。7.研究についての相談窓口について研究に情報等を利用して欲しくない場合には、研究対象とせず、原則として研究結果の発表前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口までお申し出ください。研究成果の解析・発表後以降に参加拒否の申し出をいただいた際は情報を削除できません。しかし個人が特定されることは決してありません。また情報の利用をご了承いただけない場合でも不利益が生じる事はございません。その他本研究に関するご質問、ご相談等がございましたら、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。相談窓口:〒807-8555北九州市八幡西区医生ケ丘1-1産業医科大学医学部泌尿器科学医師 湊 晶規電話 093(691)7446 FAX 093(603)8724

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