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  • 1年間働いてみて(2020年度)

    水嶋唯(2018年卒業、2020年入局) 産業医科大学泌尿器科にて働きはじめてから、早くも1年が過ぎようとしています。この1年は病棟業務、手術、カンファレンスなど忙しいこともありましたが、興味を持ってこの科を選んだ私にとっては、集中して泌尿器科疾患に向き合えたとっても充実した1年でした。それはひとえに上級医の先生方の指導のおかげだったと感じています。特に良いと感じたところ、①まずは自分で考えることを徹底する環境、その上で、分からない場合やできない場合にはいつでも  誰でも相談に乗ってもらえる体制②時には優しく!時には厳しく!熱くて厚い叱咤激励があるところ③自分なりに根拠のある意見があれば、学年に関係なく発言させてもらえるところなど、若手であっても多くのチャンスがいただけるので、ひとりの医局員として大切にされているなと日々感じます。そのおかげもあって、私が1年前のちょうど今ごろに予想していた何倍も何十倍も泌尿器科医の仕事は楽しいです。次の1年は、目の前の診療だけでなく、患者さんそれぞれの先を見据えた診療ができるよう意識したいと思っています。今後とも目標をもって励んでいきます。杉田佳弘(2018年卒業、2020年入局) 2020年4月より産業医科大学病院に勤務させて頂き、早くも1年が過ぎようとしております。この1年間は新型コロナウイルスによって例年とは違った修練をさせて頂くことになりました。そんな中でも出来るだけ例年通りの診療経験を積めるようにと、様々なご気遣いを賜りました。まずは医局の諸先生方に感謝申し上げます。臨床研修医と大きく違う点は、自身で患者さんの治療方針を考える機会が圧倒的に増えたという点でした。特に手術前のカンファレンスでは患者さん特有の問題点を整理し、術中に注意する点を考察するという過程を当科では重視しており、毎回必死の真剣勝負です。まだまだ考えが未熟であることを痛感し、臨床の難しさを実感しております。残念ながら新型コロナウイルスの影響で学会などの現場に出席する機会が減少しました。そのため、他病院で働いていらっしゃる諸先生方と交流する機会がないことが非常に残念です。そんな中でも指導医の先生方には仕事面のみならずプライベートでも相談に乗っていただき、大変感謝しております。今後とも精進していく所存ですので、何卒よろしくお願い致します

  • 1年間働いてみて(2019年度)

    大野大地(2017年卒業、2019年入局) 入局してからこの1年は今までの人生の中で1番時間が過ぎるのが早かったように思えます。産業医科大学泌尿器科は私の性格とは真逆で、体育会系の色が強く当初は不安でしたが、外来検査をするときも手術に入るときも学会発表の練習をするときも、それぞれの場面で指導して頂き、1日1日ステップアップしていくことが実感できました。私が当科への入局を決めた理由の一つに指導体制がありましたが…中堅の先生とペアを組ませていただき、病棟業務を中心とした臨床で、多くのことを学びました。カンファレンスの提示や救急対応、化学療法の選択など。中でも研修医期間中に外科ローテートを十分に履修してこなかった私にとって、水曜日のロボット手術に参加させてもらうことが良い機会であったと印象に残っています。ポート造設、ロボット機器のロールインや閉創過程など、手術に対する積極性が少し磨けたのではと感じております。また医局では、何回か飲み会を開催して頂き、おとなしい私でも、徐々に泌尿器カラーに染まることが出来たように思います。カラオケ好きな先生方が多く驚きました。学んだことが多い一方で、自分で考えて行動に移す、ないし、ある所見を総合的に分析して治療方針を決定するといった過程において、まだまだ十分に到達していないと痛感しております。この1年間で学んだことを次のステップにどう結び付けていくか…外来診療を開始してどう治療方針を決定するのか。手術の際に、解剖を正確に把握して臨機応変に的確に行動出来るのか。日々自分の行動に責任感を持ちながら、勉学を通してこれからの臨床に励んでいきたいと思います。1年間ご指導して頂き誠にありがとうございました。今後も日々精進して参りますので、何卒よろしくお願い致します。安田幸平(国内留学) 2019年4月から産業医科大学病院に勤務させて頂くことになり、早くも1年が経過しようとしております。研修医の頃より市中病院で勤務していたため、実際に大学病院で勤務することは初めてで不安な気持ちが多かったです。勤務を始めて戸惑ったのは病院のシステムが異なる点でした。以前勤務していた病院は地域の中核病院ではありましたが、病床数からみても圧倒的に大学病院の規模が大きくシステムも複雑なことが多く、カルテも異なるため当初は苦労しました。その際は後輩や同期、先輩方、看護師に迷惑をかけることが多くありましたが、助けて頂き少しずつ慣れることができました。 診療に関して、大学病院の特徴として特殊な症例が多く、通常では経験できない症例も多数担当させて頂きました。手術、管理に関してカンファレンスも含めて深く関わることができ勉強になりました。また、自分は、化学療法の症例を担当した経験が多はなかったため、当院では化学療法を必要する患者さんがとても多く、適応や治療・管理方法等の多くを学ぶことができ有意義でした。職場環境に関して、自分と近い年の先生が多い点が新鮮でした。仕事の面でもプライベートな面でも気軽に相談に乗ってくださり、横の繋がりの大切さを実感しました。4月から大学勤務2年目が始まりますが、今年度と大きく異なり、3年目の修練医の先生が自分の下につきます。実際、このようなことは初めてのため責任も大きく、不安があります。人に教えるためには正確な知識が必要不可欠です。先輩方と同じように後輩を導いていけるように頑張りたいと思います。また、今年は専門医試験があるため、無事に合格できるように勤務と同時に勉強に励みたいと思います。そのためにも日々担当する症例に関して、普段から指摘されておりますが、より深く学ぶ姿勢で臨みたいと思います。日々仕事をしていく中で、自分に足りない点が露呈することが多く、自分自身に落胆してしまうことも多い1年でしたが、自分に足りない点を1つずつ改善していき、先輩方を目標に成長できるように過ごしていきたいと思います。

  • 1年間働いてみて(2018年度)

    東島克佳(国内留学) こんにちは。改めて平成30年4月より国内留学で産業医科大学泌尿器科にお世話になっております東島克佳です。はじめのうちは慣れないことも多かったですが、産業医大に来て早くも1年が経過し、非常に多くのことを経験させていただいています。RARP(ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術)をはじめとするロボット支援手術や、発症頻度の低い疾患、他院では治療の難しい症例の治療、また後輩や医大生への指導などもさせてもらっています。忙しい中指導して下さる先生方や、楽しい後輩たちと、充実した日々を過ごすことができて大変感謝しております。平成31年度は、1年間でできなかったことも含め、さらに色々なことを経験し、日々の診療に活かしていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。坂本卓郎(2015年卒業、2017年入局) 2018年4月から産業医科大学病院に勤務となって1年が経過しました。思い返すと、初めて大学病院に来た頃は、電子カルテや大学病院ならではのルールに慣れることに精一杯でしたが、多くの指導や叱咤激励を受けながらも適応して、何とかここまでやってくることが出来ました。化学療法や免疫チェックポイント阻害剤の導入など、3年目の時に経験しなかった症例を多く経験しました。薬剤の副作用を理解し、毎日見るべき臨床所見に注意を払って、化学療法を行う責任感じながら診療に臨むことができました。手術に関しても、よく経験する定型手術だけでなく、非定型手術についても準備や対応も指導して頂きました。毎日毎日が本当に勉強することばかりでした。大学病院は上級医の先生の目が行き届いた環境でしたが、自分一人だけといった環境でも十分なリスクマネージメントが出来る泌尿器科医にならなければならないので、今後も日々学んだことをその身に吸収していこうと思う次第です。これからも、どうぞ宜しくお願いします。高場智久(2016年卒業、2018年入局) 3年目の高場です。臨床研修2年間を終えて、4月から母校である産業医科大学で泌尿器科として働き始め、もう1年が経ちました。振り返ってみると、あっという間で濃密な1年間でした。週3回のカンファレンス、手術、病棟、外来と毎日フル回転で1週間が一瞬で過ぎていきました。先輩の先生のご指導の下、学会で発表も無事行う事が出来ました。毎日毎日、学ぶ事が多く大変ですが、昨年の4月の頃の自分より成長できたと実感しています。今後もより多くのことを吸収して、早く一人前の泌尿器科医になれるよう努力をしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。松川卓生(2016年卒業、2018年入局) 泌尿器科3年目、今年度より大学でお世話になっております松川卓生と申します。2年間の初期研修は地元兵庫県で過ごしていました。4月当初は、北九州で久しぶりに生活する楽しみと、地元を離れる寂しさが混在している心境でしたが、すっかり北九州に馴染むことができました。今年1年間についてですが、大学での生活は想像以上に忙しく、あっという間に過ぎてしまったというのが率直な感想です。しかし、カンファレンスや研究会などを通して勉強させて頂く機会は非常に多く、週に1回ある抄読会では論文に触れることもでき、忙しくも充実した日々を過ごすことができました。また、連合地方会での発表機会もあり、貴重な経験をさせて頂きました。今後もより一層頑張っていこうと思いますのでどうぞよろしくお願いします室岡和樹(2016年卒業、2018年入局) 昨年から泌尿器科へ入局し、もうすぐ一年を迎えようとしております。この一年は一言でいうと「学び」の一年でした。研修医のスーパーローテートのせいなのか、泌尿器科は数カ月しか回ってなく、それ故に教えてもらえる知識にも限度がありました。結果、大学に戻って「研修医」から「泌尿器科医」という肩書に変わっても、自分で自信をもって最初から最後まで泌尿器科の患者さんを診る力はないことを痛感しました。最初の数カ月はオーベンが上についてマンツーマンで検査・病気・治療・病理と多くのことを教えてくださり、少しずつ少しずつ自信を持ってできることを増やしていきました。もちろん、まだ未熟ではあるものの4月に比べて自分で考えて動くことができるようになってきたと思う今日この頃です。これからも学び続け、精進していきます。

  • 泌尿器科1年目医師の立場から

    山村走平(2015年卒業、2017年入局) 私が泌尿器科を選択したのは、扱う臓器、疾患の幅が広く、外科的なことから内科的なことまでできるというところに興味を持ったからです。また、入局を決める際に医局の雰囲気も大きな決め手となりました。臨床実習中に医局の先生に時に厳しく、多くは冗談が言えるくらい気さくに接して頂き、「自分が長くお世話になるにはここだ」と直感しました。実際、入局後は上級医にマンツーマンで指導して頂き、膀胱鏡検査、TUR、TUL内視鏡などの多くの手術や検査を経験し少しずつ身に着けることが出来ていると実感します。さらに何といっても、教授がレジデントの声を真摯に聞いて受け止めてくださる医局の環境は、得難いものであると日々感じています。 とはいえ、ずっと働き続けているわけではありません。休日はしっかりと自分のしたいことが出来ます。私の場合、趣味の自転車によく乗っています。また、夏休み(1週間)には海外旅行へ行こうと計画中です。On-offのメリハリがしっかりとし、充実した日々を過ごしていると心から思います。入局を迷っている方はぜひ一度見学にいらしてください。(私の最近1週間のスケジュールは以下の様な感じです)

  • 西暦 2019 年 5 月 1 日~西暦 2021 年 8 月 31 日までに転移性ホルモン療法感受性前立腺癌と診断された患者さんへのお知らせ

    当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた情報の記録に基づき実施する研究です。このような研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(西暦 2014 年 12 月 22 日制定 西暦 2017 年 2 月 28 日一部改正)」により、対象となる患者さんのお一人おひとりから直接同意を得るのではなく、研究内容の情報を公開するとともに、参加拒否の機会を保障することとされています。この研究に関するお問い合わせ、また、ご自身の診療情報が利用されることを了解されない場合は、以下の問い合わせ先にご連絡ください。利用の拒否を申し出られても何ら不利益を被ることはありません。1.研究課題名日本の高リスク転移性ホルモン療法感受性前立腺癌患者の臨床転帰を観察するレジストリ試験(J-ROCK 試験)2.研究期間 西暦 2020 年 2 月 ~ 西暦 2023 年 1 月(西暦 2025 年 1 月まで延長予定)3.研究機関 産業医科大学病院4.実施責任者 泌尿器科 教授 藤本 直浩5.研究の目的と意義本研究の目的は、転移性ホルモン療法感受性前立腺癌と診断をうけた患者さんを対象に、日本の通常診療の治療転帰や生活の質(QOL)を長期に観察することです。現在日本では転移性ホルモン療法感受性前立腺癌に対して多くの治療選択肢がありますが、どのような治療が行われ、病気や生活の質(QOL)がどのように変化したかを、多くの患者さんを対象にして調査した結果は十分ではありません。このため、本研究は、日本の通常診療における転移性ホルモン療法感受性前立腺癌の治療パターンや、これらの治療がどのくらいの長さ続けられているのか、病気や生活の質がどのように変化しているのかを観察することを主な目的として実施されます。6.研究の方法【対象となる方】当院で 2019 年 5 月以降に転移性ホルモン療法感受性前立腺癌と診断を受けた方で、既にお亡くなりになられた方が対象となります。(生存されている方は、研究参加に文書で同意いただけた方のみが対象となります。)【利用し、又は提供する情報の項目】前立腺癌の疾患特性、前立腺癌の治療歴、合併症、併用薬、血液検査、放射線学的画像評価及び疾患進行、症候性骨関連事象、生存状態、日常生活の状態の評価【情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称】研究依頼者ヤンセンファーマ株式会社 メディカルアフェアーズ本部7.個人情報の取り扱いこの研究によって得られた患者さんの診察や検査の結果を使用する場合、患者さんに関する情報は守秘義務を遵守し匿名で取り扱われます。データを活用する研究依頼者によって患者さんが特定されることはありません。研究の結果は、医学論文や学会などで発表される予定です。その場合でも個人が特定されることはありません。また、本研究を通じて集めた情報は、研究以外の目的で使用されることはありません。集積された情報は、個人情報の保護のもと研究実施医療機関で研究の最終報告書が作成されてから5年以上経過する日まで保管されますが、研究依頼者の求めによりさらに長期間保管される可能性があります。収集された情報の保管が不要になった場合には、適切な方法で廃棄されます。また、この研究が正しく行われているかどうかを確かめるために、研究依頼者及びその代理人、倫理委員会の委員、研究依頼者の監査担当者及び規制当局の査察担当者などにより、あなたの診療記録など研究に関連したデータを閲覧することがあります。この場合においても、法律で秘密を守るように定められており、あなたの個人情報保護に配慮した上で実施されます。8.問い合わせ先対象となる患者さんのご家族(または代理人)が希望された場合、他の患者さんの個人情報等の保護やこの研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究に関連する研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧することができます。ただし、閲覧を希望されてから上記の個人情報保護及び研究の独創性の確保のために、種々の手続きあるいは研究依頼者における協議を行います。その結果、資料の提示まで時間がかかることや希望された資料の一部のみの提示となる場合があることをご了承ください。この研究に情報を提供したくない方(ご家族等の代理人も含む)、またはこの調査の実施方法や内容について詳しくお知りになりたい方は、お手数ですが、下記の相談窓口までご連絡下さい。ご協力いただけない場合でも、当院での診療に影響することはありません。【問い合わせ先】〒807-8555 北九州市八幡西区医生ヶ丘 1 番 1 号研究実施担当者 産業医科大学医学部泌尿器科学 講師 富崎 一向 093-691-7446研究実施責任者 産業医科大学医学部泌尿器科学 教授 藤本 直浩 093-691-74469.その他 (謝礼の有無及び利益相反についてご記入ください。)本研究はヤンセンファーマ株式会社から委託された研究費により、本学の研究実施責任者のもとで公正に行われます。本研究の利益相反については、産業医科大学利益相反委員会の承認を得ており、公正性を保ちます。

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