北九州からの挑戦
泌尿器疾患と健康長寿社会
Challenge from Kitakyushu: Urological Diseases and Healthy Longevity Society.
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2026.06.28日本泌尿器科学会総会
『第113回 日本泌尿器科学会総会に参加して 杉田 佳弘 2026年4月23日から26日にかけて京都府にて開催された第113回日本泌尿器科学会総会に参加する機会を賜りました。 京都府には自分が初期研修を行った病院があり、研修医時代の同期、研修医の時にお世話になった上司など懐かしい顔ぶれに会うことが出来ました。 今回、私は「転移性腎癌に対するTKI使用による腎機能悪化のリスク因子の検討」という演題にてポスター発表を行いました。同一セッションにおいては腎癌の薬物療法に関する演題が多く、最新の知見を共有いただき、大変有意義な時間となりました。特に印象深かったのは免疫チェックポイント阻害薬の副作用が出やすい分子生物学的な視点を基礎研究の先生が発表されているセッションでした。勉強不足であり、聞いたこともない受容体の話でしたが、このような視点があるのかと大変勉強になりました。 また会場にはパネルディスカッションのセッションがあり、聴衆が投票を行う参加型の講演もありました。演題は金銭面の問題や既往歴の問題で標準治療が出来ないような症例が設定されており、様々な意見がありました。腎癌の原発に対する放射線治療や血管内塞栓術など自分があまり経験のない治療選択肢に関しても盛んに討論が行われており、大変勉強になりました。 今回得られた知見を日々の診療へ還元し、より質の高い医療提供に努めてまいりたいと存じます。 最後になりますが、このような貴重な学会参加の機会をお与えくださいました医局の先生方ならびにスタッフの皆様に、深く感謝申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。』 京都府立医科大学主幹にて開催されたJUAの参加記当教室からは他に以下の先生が参加されました。 柏木英志教授 ①International session(ePoster) の座長 ②パネルディスカッションの座長:大学院生活の実際、基礎研究への誘い ③総会賞ポスター審査員:前立腺癌 基礎 富崎一向先生 ワークショップ演者 副腎摘除術を再考する~標準手技とピットフォール~ 湊晶規先生 ①一般口演:筋層浸潤性膀胱癌に対するdd-MVAC療法とGC療法の比較(IPTWを用いて) ②総会賞ポスター審査員:尿路上皮腫瘍 基礎 坪沼裕人先生 一般演題ポスター:80歳以上の高齢者におけるロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘除術の周術期成績
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2026.06.09研究の成果
本日は松川卓生先生の学会報告をお届けします。大学院⇒米国留学の経験を経て、現在は臨床の修練に粉骨砕身。4月から九州労災病院で勤務中です。 『第35回 泌尿器科分子・細胞研究会 参加記 松川卓生 2026年2月6日、7日に神戸で開催された泌尿器科分子・細胞研究会に参加致しましたのでご報告します。学会テーマは、熱く語ろう~泌尿器科基礎研究~という内容で各大学から様々な演題が発表されておりました。この学会は、学会名からも想像できるように基礎研究を発表する場であります。私がこの学会で発表するのは2回目であり、前回は冬の秋田に行った記憶が鮮明に残っております。今回の開催地は私の生まれ故郷の神戸であり、主幹の神戸大学の友人や研修医時代にお世話になった先輩と久しぶりに会うことができ充実した学会となりました。 今回、私は留学中に研究した内容を発表しました。「膀胱癌におけるAR/ERβはHMG-CoA Reductaseを上昇させシスプラチン耐性を誘導する」というタイトルで、膀胱癌に対するシスプラチン耐性機序を研究した結果をポスター報告しました。2年前の留学時代に研究した内容であり、しばらく時間が経ってしまいましたが、発表することができてよかったです。内容としては、スタチンが抗癌作用や発癌防止作用があると言われていることに注目し、留学先であった宮本ラボのテーマである核内受容体との関わりを解析した結果、シスプラチン耐性の改善にも繋がりそうだというのが大筋になります。ただ自分が注目していたスタチンでは、今のところなかなか良い結果が出せずにいたので他の方法を探っている所です。大学院の時に嫌というほど失敗データと向き合いその耐性は幾分ついたと思うので、めげずにやり遂げられたらいいなと思っております。自分としては発表に至る形になるまでたくさんの実験を行いました。他大学の発表に目をやると膨大なデータ量で圧倒されましたが、そこには多くの苦労がなされたのだろうなと感じましたし、自分の研究のモチベーションにもなりました。 学会後には、神戸の震災復興イベントであるルミナリエに久しぶりに足を運びました。相変わらず多くの人で賑わっておりました。以前より規模は縮小し、少し寂しい気持ちにもなりましたが、幼少期からしばしば参加していたイベントだったので、故郷を懐かしむことができて良かったです。』 産業医科大学泌尿器科では、 大学院進学や留学に興味をもっている方も随時募集中です。
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