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秋の学会シリーズ②

2026.01.2 ブログ

本日は日本泌尿器腫瘍学会の参加報告

湊先生・富崎先生の産業医大横綱たちが参加されました。

学会報告直接されるのも久しぶりですね

『第11回日本泌尿器腫瘍学会 参加記                  湊 晶規

日時: 2025年10月18日(土)~19日(日)
会場: パシフィコ横浜

秋晴れの横浜で開催された第11回日本泌尿器腫瘍学会に参加しました。
会場は非常に多くの参加者で賑わい、最新の臨床研究や治療戦略が活発に議論されていました。日々の診療に直結するテーマが多く、非常に刺激的な2日間となりました。

 

まずは私の興味がある尿路上皮癌領域では治療の転換点を感じる年になりました。

この一年で新たな薬物併用療法が次々と登場し、まさに治療のパラダイムシフトを実感する内容でした。コンパニオン診断からの分子標的薬も登場し、術前治療への免疫療法導入も話題に。一方で、従来の化学療法や維持療法の長期成績を検証する演題も多く、「新しい時代」と「これまでの成果」が交差する興味深いセッション構成でした。

前立腺癌領域では診断と治療がつながる流れへ。新しい画像診断法(PSMAPET)や核医学治療が日本の実臨床で使用間近となり注目を集めていました。これまでの薬物療法中心の議論から一歩進み、診断と治療を連続的にとらえる“Theranostics”の概念が現実味を帯びてきました。

腎癌領域では、免疫療法と分子標的治療の多彩なレジメンが議論され、「どの患者に、どの治療を、どの順番で行うか」という実践的なテーマもありました。有害事象への対応や薬剤特性(得意を活かす)を意識した治療戦略など印象的でした。

さらに、陰茎癌や泌尿器領域の肉腫など、希少がんをテーマとしたシンポジウムも行われました。限られた症例の中で診療方針を模索する難しさや、全国的なデータ共有の重要性が改めて認識する機会となりました。

泌尿器腫瘍学の発展の速さを感じるとともに、日常診療における自分たちの役割を再認識する学会でした。私自身も、今回発表した新規治療の初期経験を通じて多くの反響をいただき、今後のクリニカルリサーチを考える良い機会となりました。』

会場のパシフィコ横浜(上)

みなとみらいの景色(下)

発表演題

湊 晶規 

『エンホルツマブベドチン+ペムブロリズマブ併用療法初期経験:奏効・有害事象・QOLの3面評価』

 

富崎一向

『pT1腎癌における転移再発リスク因子の検討』

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